みーた、ヒモになりたい

ちょっぴりノスタルジックな現役大学生の世界観

寝よう寝ようと思うと逆に寝れなくなる話

意識すると逆に寝れなくなる。気付いたら夜中の3時だ。

 

最近眠りが浅い。そんな気がしてならない。23時近くにベッドに入っても結局寝付けないし、それが深夜1時くらいまで続けば次の日がとにかく眠くてもう何も手につかなかったりする。

 

なんとなく原因は分かってる。「寝る直前までゲームしてるせい」。いや、なんとなくじゃない、明らかにこれが原因なのだ。大体寝る3時間前くらいからずっとPCに向かって指を動かし続けている。ゲーム中は瞼を一回も閉じていないんじゃないかと思うくらい目が乾燥する。体に悪いことばかりだ。一応ネットでも軽く調べたので軽く抜粋してみる。

PCやスマホからはブルーライトと呼ばれる光が出ていて、これは朝日にも含まれている光だ。朝日は睡眠ホルモンと言われる「メラトニン」の分泌を抑える効果があり、脳が目覚めてしまう状態になってしまう可能性がある。

 なるほど分かりやすい。google先生の検索で解決できないものはないのだ。電子の海から掬われたエッセンス達は、検索した人間が求めた回答を的確に示してくれる。流石google先生、天才だ。

 

取り敢えず分かったこととしては、寝る前のPC、スマホ画面の凝視は目に良くないだけでなく脳にも良い影響は与えていないということだ。当然、少し考えたら分かることだ。それでも僕はゲームをやめない。やめられないのだ。このことについては他の記事で熱く深く語っているので、そちらを参照してほしい。

lrf-hss.hatenablog.com

 寝よう寝ようと思うと逆に寝れなくなる原因として、ゲームをやめるという解決策はもう諦めたとすると、早く寝ることは不可能になった。そう、不可能なのだ。ゲームは中毒。彼女から「ねぇ、まだ寝ないで。まだおしゃべりしようよ...」なんて可愛い声で誘われたら断れる男などいない。それと一緒なのだ。ゲームが離してくれない。「仕方ないなぁ」なんて彼氏面してもう1ゲームもう1ゲームとやっていくといつの間にか朝になってしまう。もし毎夜そうなってしまうなら、早く寝ることではなくてベッドに着いた時にすぐ寝れるような何か方法を考える必要がある。昔友達に聞いたことがある。

「頭の先から順番にスイッチを切っていくみたいに力を抜いていくとリラックスしていつの間にか寝てるよ」。絶対嘘だ、信じられない。この話を聞いた時、どうせ友達の思い込みに違いないと思ったけれど、一応聞いた手前実践した方が良いと思ってやってみた。

この日の夜12時、ベッドに入った。今日は寝れないと思った。なんとなくそんな気がした。こんな夜、まずやることとしてはやはり「羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹...」。定番だ。もちろん寝れない。これで寝れる人は「寝ようと思うと逆に寝れなくなるんだよね」なんて言わないし、何度も何度も寝返りをうったりしないし、眠気を誘うために自分でむにゃむにゃとか言わないのだ。恥ずかしい。その後おとなしく仰向けになって言われた通り頭の上から力を抜いていった。頭から始まり目、首、肩と流れていくようにスイッチを切っていく。最後の足のつま先まで力を抜いていった時確かに体が軽くなった気がした。

「寝れない」。悲しいことに足のつま先までいっても眠気は全く来ないのだ。それどころか、力を抜く前に一回全身に力を入れたせいで体が温まっていた。完全に運動前のウォームアップだ。
実はこの方法を聞いた時、色々思うことはあったけど案外期待していた自分がいた。寝れない状態から脱却するための方法があるならベッドでぐだぐだする時間を睡眠に充てられるし、それで次の日のパフォーマンスも改善するだろう。日頃から睡眠不足に悩まされる身としては藁にもすがる思いなのだ。(ゲームをやめろという話である。)

 

頭のてっぺんから足のつま先までじんわりとしてきたところで、寝ることを諦め、なんとなく明日のことを考えるようになった。明日は寒くないといいな。雪が降っていなければいいな。朝ごはんは何にしようかな。明日は...。気付いたら7時半の目覚ましが鳴っていた。寝ていたのだ。

朝起きた時、頭はすっきりしていた。こんなに良い目覚めは最近味わったことが無かった。眠気から覚醒していく時のちょっとした余韻さえも感じられないほど爽快だった。気持ちが良いほどの朝を迎えられた喜びは何にも変えられないものだと再認識した。

多分今日も僕は寝れないだろう。寝よう寝ようと焦っている姿が目に浮かぶし、寝返りを打っては寝れない自分に苛立ちを覚えるかもしれない。それでも僕は、翌日の僕のために、頭のてっぺんから順番に体の力を抜いていくのだ。